循環器内科からのお知らせ
NEWS

福田能丈先生の「巨大心臓血管肉腫に対して心腔内超音波ガイド下生検を行った症例報告」がInt Heart Jに掲載されました。
2025.08.19
症例報告:Intracardiac Echocardiography-Guided Biopsy for a Giant Cardiac Angiosarcoma with Extensive Invasion
雑誌:Int Heart J. 2025;66(4):706-711. doi: 10.1536/ihj.25-105.
概要:心臓腫瘍は稀な疾患であり、その中でも心臓血管肉腫は極めて予後不良で、早期診断および早期治療が重要であることが報告されています。近年、心腔内超音波を用いた生検の有用性が報告されつつありますが、その適応に関する知見は限られています。
今回、右房を原発とし、周囲組織へ広範に浸潤する巨大な血管肉腫に対して、心腔内超音波ガイド下に右房内から生検を行った症例を報告しました。本症例では、造影CTにより腫瘍が高度に血流豊富であることが示され、CTガイド下生検や外科的生検では出血リスクが高いと判断されました。そのため、心腔内超音波ガイドによる右房内からのアプローチを選択し、早期かつ安全に確定診断を得ることができました。本症例から、心腔内超音波ガイド下生検は、従来の手法では合併症リスクが高い心臓腫瘍において、安全かつ有用な診断手段となり得ることが示唆されました。
外部リンク:https://www.jstage.jst.go.jp/article/ihj/66/4/66_25-105/_article