岡山大学循環器内科 岡山大学循環器内科
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増田拓郎先生の「心房細動と不眠症」に関する論文がJ Am Heart Assocに掲載されました。

2026.05.12

論文名:Insomnia and the Risk of Atrial Fibrillation: A Nationwide, Real‐World Cohort Study

雑誌:J Am Heart Assoc. 2026;15:e045149.

概要:不眠症は一般的な健康問題であり、さまざまな健康障害との関連が知られておりますが、心房細動(AF)発症との関連については十分に明らかではありませんでした。本研究は、東京大学医学部との共同研究として、DeSCデータベースを用いた後ろ向きコホート研究を実施したものです。2014年4月から2023年8月までに健診データが取得可能であった3,218,173例のうち、最終的に1,780,764例を解析対象といたしました。追跡期間中央値3.7年において25,779例(1.4%)が新規にAFを発症し、不眠症群ではAF発症率が有意に高値でした(57.8 vs. 35.4/10,000人年、P<0.001)。さらに、多変量調整後および睡眠時無呼吸症候群を含む従来の危険因子を調整後も、不眠症はAF発症の独立した危険因子として関連を認めました(HR 1.14)。本研究の遂行にあたり、ご指導・ご協力を賜りました共著の先生方に深く感謝申し上げます。

外部リンク:https://doi.org/10.1161/JAHA.125.045149